tente ® -LUXURY -
「進化論」
部屋の中にあって目障りな物のひとつにティッシュペーパーがある。いつ頃から登場したのか紐解いてみると、第一次世界大戦以降の1924年にアメリカで誕生し、女性の化粧落としとしての用途で一躍脚光を浴び、その後「使い捨ての出来るハンカチ」として市場が確率されたらしい。 ティッシュペーパー誕生以前に使用されていた「ちり紙」はといえば、木の箱や籠に裸のまま入れられて部屋の隅っこに追いやられていたものである。それがティッシュペーパー という紙箱に入ったものにとって代わられるようになると、家の中のいたるところで、また様々なシーンで使用されるたびに目に付くようになり、使用頻度に伴いすぐ手の届く ところに置かれるような存在になってしまった。使うときはともかく、使わないときは何故こんなものがテーブルの上にあるのか目障りでしょうがない。
今や人部屋にひとつは当たり前になり、家庭だけでなくオフィスの一角にも進出し、花粉の飛ぶ季節ともなると一人にひとつが当たり前くらいの勢いで増殖する。
確かに便利である。植林を言い訳に他国の森林を伐採する事で、年間何万トンも生産しているという事実に矛盾を感じながらも、ついつい手を伸ばしてしまう。必要だから目に付くところに置いてしまうが、本来テイッシュボックスは、(その箱のデザインに起因する部分もあるが)人目に晒したくないもの、隠すものであると思う。しかし、いざという時にどこにあるのか分からないのでは、そのフラストレーションの方が大きくなってしまう。昨今では、そういうジレンマを幾分か解消しうるようなカバーやボックスが販売されている。カバーすることで部屋のインテリアに同化させてしまおうという事であろう。そういう姿を見ると、テイッシュボックスがカメレオンの保護色を真似て、我が身の存在を守ろうと進化しているように思えてくる。
確かに便利である。植林を言い訳に他国の森林を伐採する事で、年間何万トンも生産しているという事実に矛盾を感じながらも、ついつい手を伸ばしてしまう。必要だから目に付くところに置いてしまうが、本来テイッシュボックスは、(その箱のデザインに起因する部分もあるが)人目に晒したくないもの、隠すものであると思う。しかし、いざという時にどこにあるのか分からないのでは、そのフラストレーションの方が大きくなってしまう。昨今では、そういうジレンマを幾分か解消しうるようなカバーやボックスが販売されている。カバーすることで部屋のインテリアに同化させてしまおうという事であろう。そういう姿を見ると、テイッシュボックスがカメレオンの保護色を真似て、我が身の存在を守ろうと進化しているように思えてくる。

