SUN TATSU SERIESサンタツシリーズ「商品開発」

その8-達人チェックと淺井モデルのプロトタイプサンプル


仕上った修正済みのプロトタイプサンプルも、達人たちに14日間テスト使用して戴いた。前回のテストからの修正だけあって、達人たちの反応は、かなり手応えのあるものであった。
淺井氏のアイデアも修正に加え、自分の満足度も2週間後に期待がもてるものであった。

期待の淺井モデルは、ミディアムサイズの応用編であるため、機能的な部分は、期待通りの出来栄えであった。
即座にA氏に、淺井氏とのコンタクトを依頼し、プロトタイプサンプルのチェックをしていただくために、再度、時間をさいていただいた。
プロトタイプサンプルを見て、淺井氏は「う~ん...」と、あまり良い反応ではなかった。それは、「淺井愼平」という存在と、このカバンの存在の共通項の見出しであり、追求であった。すなわち、デザインのこだわりである。
淺井氏は「このサンプル少し貸してほしい」と言い、私は、サンプルを淺井氏に託し、オフィスに戻った。

その後、私が頭を抱え込んでいる間、驚いた事に、淺井氏はこのサンプルを使い、デザインに何が足りないかを考えてくれていたのだ。

1週間後の午前、A氏から突然連絡が入り、淺井氏のオフィスに呼ばれた。不安な気持ちとは裏腹に、直接デザインの変更部分と、
「プラスアルファーで、メッセージ性という付加価値をつけてみたい」と具体的に語り始めた。
まず、
・ショルダーベルトのカラーをネイビーに変更
・裏生地をトラディショナルなチェック柄に変更
・石(星のかけら)を附属させて、淺井氏流のメッセージを込めたい、ということなどであった。

正直、世間でいう"~モデル"という物の殆どが、名前だけの物であることが多い中、今回の淺井氏のこだわりに敬意をはらうとともに、今以上に誠意をもって、物作りしていかなければいけない事を再確認した。

社内の企画部ミーティングでこの事を伝えると
「そのこだわりが伝わるように、ひとつひとつの製品ラベルに直筆サインを戴いて、他にはない本物の製品であることを、お客様にダイレクトに伝えたい」と、大胆なアイデアが生まれた。


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その1 - 新しい試み?
その2 - ヒヤリング
その3 - ファーストモデルのデザイン
その4 - ライトデューティーという素材の選択
その5 - プロトタイプの作成
その6 - 達人によるプロトタイプのテスト使用
その7 - 大御所の登場!?
その8 - 達人チェックと浅井モデルのプロトタイプサンプル
その9 - プロトタイプの作成
その10- 達人によるプロトタイプのテスト使用


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